
12月第1回目の講座は、「紗張り(しゃばり)」から始まりました。
ちょうど1か月ほど前に出来上がった型の紙に、紗という薄っい布(網?)を貼る工程です。
型の補強のために行います。
↓
紗張りの工程
昔は絹を使っていたそうですが、現在はテトロン製とのことです。
これが、紗。

普通の紙を貼る
まずは、彫った型紙に紙を貼ります。
どんな紙かって?
普通のOA用紙です。
スプレー糊で薄く糊をシャーッと吹き付けましたら…

糊が乾かないうちに急いで捺染室に戻り、型に貼ります。

1つの型に、2枚と半分貼ります。

インクをつける
まず1型目。
しっかり固定して、インクをポンポンします。
いや、ポンポンだとちょっと語弊があるな…
あんまりガッツリとインクを塗るのではなく、色が付けばいいのでスーッと引いていく感じ。

できました!

2型目。
ぴったりと合わせて…

出来ました!

「ミャクミャク様みたいだね!」と言われました。
吊りなのですが、この模様可愛いかも?!

ここで午前が終了。
午後はいよいよ、紗張り本番です。
紗を貼る
ランチから戻ると、部屋が紗張り会場に!

皆、ビニル手袋をはめます。
なぜかというと、これから塗る液体は体に悪いからです!

どんな液体かと言うと
・カシュー塗料
・シンナー
を混ぜたもの。

シンナーのニオイが強烈で、目も痛くなってきました。
昔は、漆にガソリンを混ぜたものを塗ったらしい。
こ…怖!!!
命がけの作業じゃん!!!
シンナーも、危険だけど!!!!
昭和の終わりかけ生まれの私は、シンナー=悪い不良(「今日から俺は!」の敵側的な)が吸ってるイメージだったのですが、いや悪い不良すごいな?!と思いました。
よくこんな臭い、目がシパシパするもの吸えますな?!?!
※全く褒めていません
シンナーカシュ―を塗布
紗を型にふわっと載せたら、まず放射線状に塗布。
それから、まんべんなく塗り進めていきます。
終盤は真ん中から端に向かってぬりぬり。

我々講座生はしっかりと手袋をしているのですが、先生は素手です…💦
「ちゃんと手袋しないと、かせるよ~」(かせる=かぶれる)
とおっしゃっていたのに…
余計な事ではありますが、先生の手がとても心配です…💦
ちなみに、こういう作業は、昔は住み込みの小僧さんの仕事だったそう。
吊りを切る
乾いたら、いよいよ吊りを切っていきます…!
ものすっっごくドキドキしますが、そこは百戦錬磨の先生が付いていて下さるので大丈夫。
画像がないのは、もう余裕が全くないからです笑
普通の紙をはがす
吊り部分を完全に切った後は、白い普通の紙をはがしていきます。
ここでスムーズにはがれやすくするよう、あんまりべったり糊付けしてはいけないんだな…と分かる工程です。
紗は細か~いチュールレースのような網なので、網の中にシンナーカシュ―塗料が溜まらない様、歯ブラシでこすりまくります!
網から、白い紙に全ての塗料を落としこむ!!という気迫で頑張ります。
ここでも、余裕がなさ過ぎて写真はゼロです…
吊りを取る
漆風塗料(シンナーカシュ―)を塗布したので、型は完全に紗にくっついています。
いよいよ、柄が落ちないように作っていた「吊り」をはがしていきます…!

上の写真では全く分かりませんが、新聞が見えている部分、実は紗が貼られている状態です。
上の写真をよく見ると、市松の四角の四隅と四隅は繋がっていないことが分かります。
紗にくっついていなければ、柄は固定されません。
この工程がいかに大事かが分かります。
乾燥させる

講座生3人分の紗張りが終わりました!!
このまま置いておき、翌日片付けることに。
3人中、私ともう一人は遠方住まいなので、秩父在住の同期が一手に引き受けてくれました…🙏🙏🙏
この時、既に15時半近く。
少しでも織る!
例え10㎝でも織りを進めたい。
紗張りが終わった我々は、すぐに織り場へ向かいました。

あっという間に終了…!!

多分、10㎝も織れていない。
どうしても湧いてきてしまう焦りを、心頭滅却…
おまけ―ラパンノワールでお茶
完全に新しい作業を何とか終え、ホッとした我々は甘いものを求めてラパンノワールへ。

りんごのシフォンケーキとカフェオレを頂きました🍎✨
