ORICOLOG

銘仙が好き過ぎて、秩父銘仙後継者育成講座生になりました!

【銘仙の図柄に悩む】② 原点に返る…原点ってなんだろう?

銘仙の柄を考える中で、迷いに迷っている今。
前回の記事はこちら
(たいして進展していない)
いったんフルーツ柄や苺柄から離れ、原点に立ち返ることにした。
原点って何だろう?

銘仙にハマったきっかけ

そもそも私が「銘仙」にドップリしたのは、2023年の「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」展@弥生美術館。

銘仙コレクター・研究家の桐生正子さんのコレクション×「Ponia-pon」の大野らふさんの企画協力やコーディネートを実際に目にした瞬間、ときめきの衝撃で心臓がドッドッドッドッとものすごい勢いで動いた。
あれが多分、世に言う「沼落ち」だと思う。
熱に浮かされるように銘仙を追い求め、書籍を求め、展示会に行くようになったのは、全てはここからである。

祖母の存在

しかし遡る事、数十年。
着物の仕事をしていた祖母が、様々な行事の時も、そうでない時も着物を着せてくれ、私が幼い頃から好きだったという基盤がある。
祖母については、いずれしっかり記録しておきたいと思っている。

群ようこの存在

加えて学生時代、大好きだった群ようこのエッセイを読みまくり
😊「私もいつか、着物を着て過ごしたいなぁ~」
😊「今日は洋服、今日は着物って感じで、日常で着たいなぁ~」
と何となく思っていた。
 
着物は好きだ。
着るのも全然抵抗がない。
ただ、自分で着るとなると、途端にハードルが爆上がりし、なかなか一歩が踏み出せないでいた。

着火剤

この、「自分で着物を着る」⇒「その上で、外に出る」というハードルを越えたのは、鬼滅の刃だった。
くぎ付けになり、この着物が着たい!と思った登場人物の女性が2人。

一人は主人公の母 ただし、1話で死亡…

出典:アニメ「鬼滅の刃」遊郭編#7話
この優しい笑み…
こちらが原作

出典:「鬼滅の刃」10巻 第85話より
この表情だけで愛情深さや優しさが分かる、印象深いワンシーン。
原作はより半襟たっぷり&襟元がゆったりしていて、この時代(大正初期)らしさを感じる。
1話で故人となってしまうが、その後も何度も主人公やその妹の脳内ではげましたり警告したりしてくれる。

もう一人は、珠世さま。かなりのキーパーソン。

こちらが原作

ふんわり極太だから丸ぐけの帯締め?

鬼滅の刃 21 (ジャンプコミックスDIGITAL)

こちらがアニメ版

帯締めは藤結び。

出典:『鬼滅の刃』立志編#9話 アイキャッチ

原作とアニメでは、着物の柄は違うが、椿の柄をお召しである。
(珠世さまは簪も素敵…)
珠世さまにグッと来て、このようなアンティーク着物を着たい!と猛烈に突き動かされ、ヤフオクでとりあえず紫の絞りを落札し、ふくれ織の象牙色の帯を締めた。

精一杯の”イメージコーデ”
お世辞にも似てるとは言い難いが、これは稚拙ながらも私の珠世さまイメージコーデであり、初・一から自装し、外出した写真である。
ちなみにこの絞りの小紋は、大変着やすくてよく着ている…
 
原点に立ち返れば、それはやっぱり鬼滅だと思った。
鬼滅にここまで激ハマりしなければ、きっと結婚式や卒入式という特別な時に、祖母が遺してくれた訪問着を誰かに着つけてもらうくらいしか結局、着なかった気がする。
突き動かされるように古い着物を買って、ドキドキしながら組み合わせを考え、四苦八苦しながら自装したのは、それほどの衝撃があったから。
鬼滅を知らないままだったら、きっと銘仙展に行く事もなく、銘仙に沼落ちすることもなく、秩父銘仙後継者育成講座生として秩父に通う事もなかったと思う。
となると、やはり原点ははっきりしている。
いずれ鬼滅についても書きたい。

椿と市松とどちらにするのか

ここで悩む~~~~~~~~!
どちらも、数年ヤフオクやら骨董市やらで探し回るも、市松も椿柄も定番柄なのに
「これ!」
というのがないのだ。
ならば自分で作るしかない。
まずは市松からかなぁ…

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