ORICOLOG

銘仙が好き過ぎて、秩父銘仙後継者育成講座生になりました!

〚講座振り返り〛9月某日:異変あり、覚悟

この日は織場に到着して、すぐに異変に気付きました。

何かが、変だ…

( ;つд⊂)ゴシゴシ…見間違えか❓

…( ゚д゚)ポカーン …( ⊃д⊂)ゴシゴシ …(*゚д゚)エッ?!

なんじゃこりゃあぁぁぁぁ‼‼‼‼‼‼

…ヘクソカズラという植物だそうです。

漢字で書くと屁糞葛、最悪ですね。

 

いえ、そうではなく、室内ですね!!!!!
空いた窓からの侵入ではなく。私は心底、びっくりしました。
さて、気を取り直して織りの続きです。

切れる糸

😀端は負荷がかかるから切れやすいんですよね~、仕方ない仕方ない!
…と言えない程、切れました。
糸は切れまくり、そして心は折れる。

ミミの改善

そして、なぜかミミ(織った反物の端)がガタガタになる現象が。
そう言えば、そのせいで前回は切り上げたんだった。
何度やってもうまく出来ず、先生に見て頂くと、どうも端がゆるんでいるらしいのです。

ここで登場するのが、新聞紙!!

新聞紙を巻き込んでくださる先生

たったこれだけの事で?!と思うかもしれませんが、この微調整のおかげで、ミミは今までで最高レベルに綺麗に織る事が出来ました!

先生、すごい。新聞紙、すごい。

糸巻の大切さ

糸巻に糸をどう巻くか…というのが非常に大事なのは、頭ではよく分かっているつもりなのです。
とにかく、なめらかに、ぼこぼこにならない様に巻く…のですが、それが難しい!!
まず、高速で回る糸を持ちながら調節するので指が熱くて痛いし、そのせいでゆっくり作業してしまうと、今度はゆるくなってしまうのです。

こちらは、同期(とても上手)が巻いている様子

ここで先生が完成形を見せて下さるということで、ぞろぞろと捺染室(の奥)へ移動する我々。

自動糸巻の様子

 

なめらかに絹糸が巻かれた糸巻の、美しい光沢。
そして、絹糸の経糸…なんて美しいのでしょう…
でも圧倒的に細い。
綿の糸のうちにトラブルを最小限に抑えるよう努力しなければ、きっとトラブルが起きた時に発狂する。
それか、綿の糸のうちに精神を鍛えるか。
 
頭では分かっているのに、なかなか上手くならない糸巻😭
私がやるとこう。

この凸凹に、紐を引いた時にシュコーン、シュコーンとシャトルから出る糸が引っかかるのです。
ほら、このように…😭😭😭

精進するしかないです。
 
ところで、同期の糸巻を見学した後、ふと視線(?!)を感じたのでヒョイと窓の方を見てみると…

∑(⊙∀⊙)!!!(((((´◉ᾥ◉`))))))ガクブル

なんとっ!

完全にヘクソカズラに狙われているではないですか。

めっちゃ怖い…
植物に恐怖を感じたのは初めてです。
ちなみに、帰り際に同期が窓に挟みましたが、その途端とんでもない悪臭が解き放たれました。

この日の反省点

1つ1つの作業が、綺麗な反物という結果になって表れるのだなと心から思いました。
まぁ、毎回思ってズーンとなっているのですが…
最初の「手べえ」を使っての、経(タテ)糸の整経。
初めての事で一生懸命やったつもりだけど、きっと力の入れ具合で糸のハリが均等でなかったり、糸が重なってしまったり。
(ミスもあったり)
ずっと苦戦している「糸巻」も、なめらかに均等に巻けないということで、シャトルが引っかかったり、スムーズに進まなかったり。
全ての作業1つ1つが、結果となって響いてくるのです。
「1つ1つの作業を均等に、丁寧に」って、ものすごく当たり前のことなのですが、本当に大事な事だと痛感しました。
痛感…毎回だけど…

この日のお土産

同期が
😉「なかなか出回らないけど、すっごく美味しいよ~♫」
と教えてくれた幻級の”ポポー”という果物がっ!
祭りの湯の売店(西武秩父駅)にあったので即買いしました。

すんごい濃厚で美味しかったです💕
 
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