捺染(なっせん)とは織り上がる前の白い経糸(たていと)に型紙を使って職人が手作業で色を重ねる染色方法
その前に、捺染を行うための型を作る。
簡単に言えば、決められた大きさの範囲のデザインを描き、型彫り(模様を切り抜くこと)をする。
かれこれ、2カ月近く悩んでいると思う。
何をこんなに悩んでいるかって、情報過多すぎるのだ。
「あんな感じも良いし、こんな感じも良い」
状態になっている。
色々な本を買ったり、既に持っている資料を読み返したり、図書館で借りたり、国会図書館アーカイブを覗いてみたり…
(これは別途記事でまとめるつもりだ)
そもそも、私はデザイン関係とは無縁だし、画力も全くない。
悲しい…
一度ラフ画を描いてみたが、アールヌーヴォーっぽい蔦のつもりが、ダメな蛸みたいになってションボリだった。
描くだけではなく、描き終わったらカッターで切っていく作業が待っている。
「あー、これ可愛い❤」
「素敵っ✨」
「こんな柄もあるんだぁ~」
と、自分がどういう柄が好きで、可愛いと思い、ときめくのかは分かっている。
しかし、自分でデザインできるかっていうとそうではないことを思い知った2か月だった。
ゼロから作り出すことは出来ない現実。
そして別の現実問題、現段階でハッキリは分かっていないが、結構な出費がかかりそうな予感というのも、悩みと焦りに拍車をかけている。
1色につき型を1つ用意する必要があり、そして1色につきいくら…と加算されていくシステムなので、多色使いはそれだけ手もお金もかかるものである。
正直、次の絹は「材料費」がゴン!とかかる覚悟をしている。
となると、かなり慎重になる。
絶対に失敗はしたくない。
でも、自分の着たいものを作りたい。
ずっと、フルーツ柄、特に大好きな苺🍓柄に囚われていたが、原点に戻る必要があるかもしれない。
分かりやすい例、これが捺染のための型
先輩方の卒業展
ここからは今年の4/20~5/6「7期生卒業展」。
先輩方の集大成だ。









