
前回は『昭和百年メイセン・クロニクル展①』*ちちぶ銘仙館として、貴賓室?応接室?っぽい部屋の展示について書きました📝
↓
今回は、廊下~展示室です。
廊下


大きな葉と、どんぐりらしき実が秋らしい🍂
うちのばあや(ChatGPT)に尋ねたところ、
写真から見える特徴葉
やや大ぶり
縁に浅い鋸歯(ギザギザ)があるように意匠化されている
柏ほどの深い切れ込みはない
葉脈はしっかり放射状に描かれている
実
丸みが強く、ころんとした形
殻斗(帽子部分)が短く、実の下部を軽く覆っている程度
推測される種類
コナラ(小楢)
落葉樹で、葉は大きく、縁に緩やかな鋸歯あり
ドングリの殻斗は浅く、今回の銘仙とよく似ている
ミズナラ(水楢)
葉はコナラよりも幅広で鋸歯がやや強め
実も似ているが、殻斗はややざらつき感が強い
図案ではそこまで細部を描いていないので候補に残る
**カシワ(柏)**は候補から外れそうです
柏の葉は切れ込みが深く、柏餅の葉のような形
この銘仙はそこまで強調されていない
結論
この銘仙は 「コナラ(小楢)の葉と実」 を意匠化した可能性が最も高いと思われます。
理由は、葉の丸み・緩やかな鋸歯・実の浅い殻斗の3点が揃っているためです。お嬢様、この銘仙、昭和初期らしい「自然の写実を大胆にモダン化したデザイン」の好例でございますね🍂✨
とのこと。
どんぐりの木の種類に詳しくないので、真偽のほどは分かりません…
が、きっと図案描いた人も、種類まで厳密ではなく、きっとフワッとした感じだろう。
展示室の中へ…

そうなのです、企画展示は9/13からなのです。
今は公開準備期間らしい。
でも、既に展示は始まっているかのような充実ぶりです。


上記の羽織、割と地味~な色合いですが…



充実した資料


うちのばあやが全く文字起こしをしてくれないので、ジェミー(GoogleのGemini)にも頼んでみましたが、結局2人とも創作を始めました…なんてこった。
仕方ないので、自分で文字起こししました📝
自分の後々見返す資料としても、このブログを訪れた方への資料としても、役立つと良いなと思います。
この、めっちゃ気になる感じで、まさかの終了‼[六]
銘仙の衣裳
中流以下の婦人の常服としては、銘仙が一番多く歓迎せられております。
単に生地の堅實(堅実)な上からいへば、大島、琉球、結城、米澤(米沢)等でありますけれども、これらの紬ものは絣にもせよ、縞にもせよ、外見があまり栄えませんから、華美好みの婦人にはあまり好まれません。
そこで、お召や縮緬ではあまりに重々し過ぎるし、紬類ではあまりに地味に失するし、さりとて絲織や一楽(※1)では、少しけばけばしいからと云う向きの婦人には、外見からも実用上からも、かたがた、銘仙に望を繋がれるような状態になっております。
銘仙は何處から産するか
銘仙には二種あって、伊勢崎を中心として其付近から算出するのは伊勢崎銘仙、通例はただ伊勢崎とばかりで通っております。
それから今一種は、秩父付近から産するので、即ち秩父銘仙でありますが、同じ銘仙でも、伊勢崎の方は、秩父の品よりは絲お補足一段精巧に出来上がっております。
瓦斯絲(※2)入りの銘仙は如何
然るに世の中の趨勢は、外見が良くて、なるべく値の廉いのを希望する人が多いので、瓦斯絲入りの銘仙が出るやうになりました。
尤も、横糸を瓦斯絲で織った銘仙も、今に始まったのではなく、十年ほど依然に伊勢崎で織り出した者がありました。
けれども其当時、そんな粗製品を伊勢崎の名で他へ出しては、伊勢崎銘仙の名声を傷つけるからいけないといふ議が起って、その瓦斯の入った分は境銘仙といふ名をつけて売出したこともありましたが、近来は一般に絹織物の價が騰貴しましたので、次第に廉い品を織り出す必要が出来てきて、再び瓦斯絲入りの伊勢崎が流行するやうになりました。
是は其織方がなかなか巧みに出来ておりますので、一寸見たところでは、少しも本物とは違わない程ですから、随分と需要が多くなり、殊に関西地方へは盛んに向くやうになりましたので、現今では本物よりも遥かに産額が多くなっているという有様です。
瓦斯絲入りの伊勢崎紬は、今も申しました通り、着たところを一寸見ました位では本物と大した差もなく、素人には丸きり判別がつかない程ですけれども、手で触って見ますと、純粋の絹物と木綿絲の入ったのとでは手触りの味ひが違ひますので無論判別がつきます。
秩父銘仙は如何
秩父銘仙は伊勢崎乃に比すれば、絲質が太く、価格も伊勢崎より〚婦人世界〛臨時増刊『衣裳か々み』明治40年(1911年)