ORICOLOG

銘仙が好き過ぎて、秩父銘仙後継者育成講座生になりました!

迷いの緯糸

秩父へ。

雨の日、山に霞がかかって本当に美しい
この日は、講座の日ではなかったのだが、気温が低め(最高気温29℃予報)で連休ということもあり、作業を進めたいので向かった

ほわんほわんの百日紅
思いの外、涼しくはない。
雨は降ったりやんだりだが、とにかく湿気がひどいのだ。
ムシムシ度がすごくて、息苦しいほど。
しかし、尋常でない暑さよりはマシである。

雨の日の銘仙館
織り場につくと、既に同期が一人頑張っていた。
私も作業に入る。
ひたすら緯糸を変えては、試し織りだ。
まだ、「これ!」という色が定まらない。

名前を付けるとしたら、そのまんま「迷い」
色もそうだが、織の調子も定まらない。
とにかく、節があったり糸が飛び出たりと汚い仕上がりなのだ。
せっかく待ちに待った機織りに入ったのに、迷いや焦りや無知が表れている気がする。
 
おまけに、よくシャトルが落下する。
 
その度に思う。
 
(マジックハンドが欲しい…)
 
買おうかな・100均にあるかなとかなり本気に思い始めた頃、隣の織機の同期(めっちゃ進んでて、しかも織上がりが美しい)が重要な事を教えてくれた。
 
😌「シャトルが落ちる時…それは何かトラブルが起きている時…」
 
えっ?!そうだったの?!知らんかったよ!!
今まで、紐を引くタイミングの問題で落ちてるのとばかり思っていた⸜( ´ᐞ` )⸝
 
どうやら、経糸が切れている可能性が高いという。
 
そ、そんな…確かめると…
なんと!私の経糸も切れていたのだった…同期さすがだった…
 

経糸が切れた場合

切れた部分に同じ色の糸を「はた結び」で結んで物理的に長くし、綜絖(そうこう)通しの針穴に通したあと、筬(おさ)通しで1本だけ入っている筬の部分に入れ、マチ針で固定する。
 
だから、綜絖通しの針穴に入った状態で糸が切れる場合と、筬からも綜絖通しの針金からも抜けた状態で糸が切れた状態は、修復の面倒さが全然違う。
 
更に、かなり自分から遠い位置で切れてしまったら、糸の正しい位置から探っていかなくてはいけないので、もっと大変なのである。
(実際、この”大変な作業”は何度も起こったのだが、もはや写真を撮る余裕が全くなかったことからも、私の焦り具合が伺える)
 
織り進んでいくと、シャトルが行き来する糸のトンネルがだいぶ狭くなってくる。
そこで、ピンと張っていた縦糸の巻きを緩め、織り終わった部分を巻き、横糸が入っていない状態をまた多く出さなければいけない。
 
…が、これがまた難しく、せっかく綺麗だった縦糸がぶよんぶよんになってしまった。
さらに、きつくテンションを掛け過ぎたせいか、歪んでしまった。
 
一難去ってまた一難…
しかも、同じ失敗を二度としないわけではない…
 
先生は
 
🙂「まだ始まったばっかり」
🙂「最初から上手くいくなんてことはないんだよなぁ」
 

と慰めて下さった。
おっしゃる通り…でも焦る。


何で焦るのだろう?
仕事じゃないのだから、もっと楽しんでやればいいのに。
謎である。
私の焦りは何なのか?とよく考えてみると、今は練習なので綿の糸で作業をしているが、いずれ絹糸になるということが大きいようだ。
糸を無駄にしたり、失敗したら、蚕に申し訳なくて罪悪感でいっぱいになるに違いない。
どうも、私は蚕に恨まれたくないらしい。


そしてこの日も、本当は14~15時くらいに失礼して、温泉入って帰ろ~🎶と思っていたのだが、作業に没頭したらあっという間に閉館時間となっていたのだった…

 
同期と一緒に行ったおしゃれカフェごはんが美味しかったので、秩父ランチ記事も書きたいな。
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