ORICOLOG

銘仙が好き過ぎて、秩父銘仙後継者育成講座生になりました!

銘仙館ギャラリー企画展〚クレアシオン•モデルヌ ~creation moderne~ (現代的な創造)展〜〛

秩父を代表する「新啓織物」さんの展示会…銘仙館ギャラリー企画展〚クレアシオン•モデルヌ ~creation moderne~ (現代的な創造)展〜〛を見学した。

アンティークではない現代銘仙が、これだけズラリと揃って見ることが出来るのは、珍しい
私が一目惚れした、藤原紀香さまお召しの現代銘仙も!
雑誌で見てからというもの、ずっと憧れていた着物。
やっと実物を見る事が出来た。
 
現代銘仙とアンティークの銘仙の違いは、素人目から見ると、まず色。
アンティークの銘仙は、圧倒的に紫が多い…気がする。
鮮やかなカラーも、どこかセピアがかっている気がする。
(これは単に、アンティークだからかもしれない)
 
対して、現代銘仙はニュアンスカラーが多い気がする。
パキッとした原色(セピアがかっている)ものではなく、鮮やかカラーでも大人っぽさや洗練された感じが多い…気がする。

同じ型でも、配色で印象が異なるのが面白い

これは、銘仙の全盛期は乙女と呼ばれる年齢の若い女性が圧倒的な消費者だったのに対し、今、わざわざ銘仙を反物から買う層は、ほぼ大人だからだろう。
(会場にいらっしゃった新啓さんに伺ったところ、大体40代~60代、特に5,60代の女性が主だそう)


敢えて考えなくても当然と言えば当然のことではあるが、銘仙の特徴である《消費者目線》は、今も昔も変わっていないんだなぁと思える。
求められている柄やカラーが反映されている。


だからこそ、アンティークでたまに見かける、思わず吹き出したり、「どうしてこうなった?!」というトンチキ・デザイン(←褒めてる、愛くるしいから)は片鱗さえ一切ない。
モダンで、無駄がなく、おしゃれで、洗練されている。
そして、何よりかっこいい。
もちろんここで言う”かっこいい”は武骨な漢らしさではなく、ハンサムなかっこよさを指す。
この”かっこいい”というのが、クレアシオン•モデルヌなのかもしれないと思った。


以上が素人目の感想だが、現代銘仙とアンティークの銘仙の一番の違いは、新啓さんによるとなのだそうだ。
現代の方が、より良い糸を使って作られているとのこと。
これは考えたこともなかった。
アンティークの銘仙なら、何枚も持っている。
現代銘仙は持っていないから、触らない限り違いが分からない。
デザインや染料だけではなかった。
銘仙は、誕生からずっと進化し続けている、私が知らなかっただけで。

 

デザインの下地と反物

捺染の型で頭を悩ませている私にとって、とてもためになった展示。

「銀河」のデザインと、反物

「無想花」のデザインと反物

「変わり鱗」のデザインと反物

「山なみ」のデザインと反物
ためにはなったが、更に混沌の渦の中へ…私は一体、型をどうすれば良いのやら…