

雑誌で見てからというもの、ずっと憧れていた着物。
やっと実物を見る事が出来た。
鮮やかなカラーも、どこかセピアがかっている気がする。
(これは単に、アンティークだからかもしれない)

パキッとした原色(セピアがかっている)ものではなく、鮮やかカ

これは、銘仙の全盛期は乙女と呼ばれる年齢の若い女性が圧倒的な消費者だったのに対し、今、わざわざ銘仙を反物から買う層は、ほぼ大人だからだろう。
(会場にいらっしゃった新啓さんに伺ったところ、大体40代~60代、特に5,60代の女性が主だそう)
敢えて考えなくても当然と言えば当然のことではあるが、銘仙の特徴である《消費者目線》は、今も昔も変わっていないんだなぁと思える。
求められている柄やカラーが反映されている。
だからこそ、アンティークでたまに見かける、思わず吹き出したり、「どうしてこうなった?!」というトンチキ・デザイン(←褒めてる、愛くるしいから)は片鱗さえ一切ない。
モダンで、無駄がなく、おしゃれで、洗練されている。
そして、何よりかっこいい。
もちろんここで言う”かっこいい”は武骨な漢らしさではなく、ハンサムなかっこよさを指す。
この”かっこいい”というのが、クレアシオン•モデルヌなのかもしれないと思った。
以上が素人目の感想だが、現代銘仙とアンティークの銘仙の一番の違いは、新啓さんによると糸なのだそうだ。
現代の方が、より良い糸を使って作られているとのこと。
これは考えたこともなかった。
アンティークの銘仙なら、何枚も持っている。
現代銘仙は持っていないから、触らない限り違いが分からない。
デザインや染料だけではなかった。
銘仙は、誕生からずっと進化し続けている、私が知らなかっただけで。
デザインの下地と反物
捺染の型で頭を悩ませている私にとって、とてもためになった展示。





