ORICOLOG

銘仙が好き過ぎて、秩父銘仙後継者育成講座生になりました!

〚講座振り返り〛11月の記録1-③ 綿織物の続き

ようやく色変を迎えたものの、緯糸(よこいと)の色が定まらず迷走しかけていた…

しかしようやく、

「これでいこう」

と決まりました。

メインはこちらのカラー。

経糸(たていと)でもほんの少し用いている薄ピンクベージュです。

ラブリーに振り切りました。

ピンクベージュメインに、エンジの細ラインを3本入れていくことにしました。

しかし細ライン、感覚でやると狂いますね…

私はシャトルを何回入れたか、数えた方がいいタイプのようです。

この日は、ほぼ進みませんでしたが、とりあえず色が決まったのでホッとしました。

ランチ

皆大好き、モンへ。

momodandelion.hateblo.jp

この11月から全体的に50円くらい値上がりしていましたが、正直値上げしても安すぎるくらいです。

ヘルシーチキンカツ+コーヒーのセットにしました

この日初めて見かけた、アップルシナモンパイケーキをプラス。

写り悪いけど、美味しかったです。

お土産にも買えばよかった。

この日買った野菜

ちちぶ太白は、切り口が白くてきれいなお芋でした。

野菜、安くて助かるーっ!

駅の売店で買っています。

ブログ村に登録しました‼
クリックして頂けると励みになります🙏

にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

〚講座振り返り〛11月の記録1-② 図案を見て頂く➡型作り

遂にこの時がきたー!

ずっと待機していたポスターケース

朝いちばん染料ベース液作りから始まり、

momodandelion.hateblo.jp

次はいよいよ、捺染(なっせん)の型彫のための型作りです。

講座のうち、型の先生がお越しになるのは月1のみなので、この機会を逃すとどんどん取り残されていくことになります…!

さて、私は散々迷った挙句、結局市松模様に決めたのでした。

その経緯はこちら

momodandelion.hateblo.jp

先生に図案(というか、市松の大きさ)をお見せする。

「線を鉛筆で引いてねー」

ということで、くっきり市松にする。

しかし!ここで問題発生!!

私は指定サイズの紙の範囲いっぱいに、自分の考える大きさの市松を作成したつもりだったのですが、なんと、1.5㎝余白が必要だったのです…

なんてこった…

結果的に、先生がお持ちだったデザイン画の”市松に竹”が希望の大きさとほぼほぼ一致することが分かり、そちらを参考にすることに。

そしてこの後、更なる問題が…

何も考えず、横4×縦7の市松模様を作成したのですが、縦が奇数だと、市松模様の反物にならないのです!

これが手ぬぐいとかタペストリーなら良いのでしょう。

けれどこれは約13mの反物に、繰り返し何度も染めていく型のための図案…

つまり奇数だと、端と端が

・白・紫・白・紫・白・

と同じ色になるので、繰り返した時に

紫・白・紫・白・紫・白・紫・紫・白・紫・白・紫・白・紫…

となってしまうのです…

なんてこった(2回目)…

記事にするのも恥ずかしいですが、記録として残しておきます。

とにかく、4×6で型は通常より短くなることで落ち着きました。

型が短くなる=要はその分型染めの回数が増える=汚れやズレの可能性が増える…

ということですが、頑張るしかないですね💧

さて、他方に迷惑を掛けながら図案がようやく決まった事で、ようやく型です。

 

図案を写しとっていく。

2枚ぴったり合わせて…

星を取ります。

「星を取る」とは、下の写真の様に、余白部分を取ったサイズに合わせて小さな穴をあけることです。

色々と反省点が残りました。

結論

市松、楽だろうと思ったのですが、実はそうでもないかもしれないという事が分かりました。

お花や葉がたくさんの柄の場合、例えば染料飛びやズレがあっても多分、誤魔化しがききそうですが、市松は無理な気がする。

先に妖艶椿にすれば良かったかも…

小さい紙に図案を描き、マスキングテープなどで留めて先生に見て頂くのが、柄の移動の融通も効き、一番良かったかもしれません。

次回はそうしよう、と心に決めました。

ブログ村に登録しました‼
クリックして頂けると励みになります🙏

にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

〚講座振り返り〛11月の記録1-① 染料ベース液作り

この日は、染料のベース液作りから始まりました。

ザックリ言うと

  1. 綿の糸で反物を織る
  2. 捺染(の準備)
  3. 絹の糸(銘仙作り)へ

という流れの中、完全に遅い私はまだまだ遠い先…というか、永遠に綿の糸から終わらないように感じていたのですが、どうやらちょうど良いタイミングだったようで全員が集結。

染料のベース作り

材料は

  • 大量の水
  • 酢酸
  • 豆粉

の3つです。

大量の水(実際はちゃんと測っていますよ~)

酢酸も入り、混ぜます。

攪拌機の登場

まめ粉って何だろう?と思ったら、比喩とか類似とかではなく、本当に大豆を粉にしたものでした。

でも、きな粉の様な良い香りはしません…

こんなに大量に入れるのに…無臭…

後でググったところ、どうやら豆粉は生の大豆から作られて、きな粉は加熱された大豆から作られているという違いがあるようです。

「水+酢+大豆(の粉)」と実にシンプルで、たとえ口に入れても毒ではないが、見ると食欲がなくなっていく見た目…

見る見るうちにモッタリとしてきて、混ぜてくれていた同期が

「重い!」

と言っていました。まさに、糊!

余りにダマがあるので

「このままで大丈夫なのですか?」

と指導して下さっている先輩に伺うと

「全っ然、問題なし!」

と力強いお言葉。

その理由はこちら。

ジャーン!

左:半年くらい前に作ったもの 右:今回作ったもの

どうやら、2週間経つと左側の、サラサラ液体ベースになるそうです。

(えぇっ、量もこんなに減るのっ?!)

と内心ビックリしていたら、使ったからこれだけ嵩が減っているとの事。

そりゃそうか…

そして、だからこのタイミングでベースを作ることになったのだなと理解しました。

思ったこと

農林水産省の資料「大豆をめぐる事情」令和7年7月 より

大豆は、豆腐、納豆、味噌、醤油、煮豆等、日本の食卓に欠かせない食材や調味料に加工されるなど、古くから利用されてきた

(農林水産省の資料「大豆をめぐる事情」令和7年7月より抜粋)

とあるように、大豆は和食に欠かせない…というか、口にしない日があるのだろうか?というレベル。

そんな身近過ぎる食材であることに加え、染料のベースにも使われていたなんて…

今まで私の知らない所でも、大豆はそっと寄り添ってくれていたのだなと思いました。

思い出したこと

…とここまで書いて唐突に思い出したのが、3年ほど前、たんぽぽで古い帯揚げ(絞りの白い礼装用)を染めた事。

初めての手染めだったので確実に染めたかった私は、帯揚げをまず、豆乳に浸したのでした。

(※通常は、綿などたんぱく質ではない布地を豆乳に漬けるので、絹はその必要がないとされる)

その甲斐あって、しっかりとした黄色に染まったんだった。

今回作った専用ベース液は、見た目こそ「淀んだ黄土色」で魅力に欠けますが、きっと美しい発色を生み出してくれるに違いありません。

…そうであって欲しい🙏

ブログ村に登録しました‼
クリックして頂けると励みになります🙏

にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

『野村正治郎とジャポニスムの時代―着物を世界に広げた人物』展@国立歴史民俗博物館

会期:2025年10月28日(火)~12月21日(日)
(前期 10月28日(火)~11月24日(月) 後期 11月26日(水)~12月21日(日))
場所:国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B
   千葉県佐倉市城内町117
料金:一般 ¥1,000、大学生 ¥500

Xで告知を見てから、ずっと楽しみにしていた企画展へ行ってきました!

結論から言うと、想像以上に展示されている着物の数が多く、しかもその1つ1つがため息が漏れるような逸品揃いときていたので、着物好きにとどまらず、芸術や歴史が好きな方も満足する内容だったと思います。

資料は後から図録を確認するとして、とにかく時間が押していたので(※後述)、着物中心に鑑賞…というか、個人的な感覚としては観察。

 

写真NGの着物もありましたが、ほとんどOKだったのでたくさん撮りました。

特に印象に残った着物たち

童遊戯模様下着

今回私が一番「好きっ💕」となったのは、こちらです。

童遊戯模様下着 ー豆描友禅ー〚明治期〛

個人的に、絵でも屏風でも誰かの日記(例:石城日記)でも、一般人がたくさん描かれるものが好きです。

なぜなら、謎の動きや表情をしている人を探すのが面白いから。

(この画像では)右下の、本を読んでる子が好きです

多くの色彩が用いられており、1人1人の着物を見るだけでもそれぞれ全然違うものを着ていて、大変手が込んでいるのが分かるのに、なんとこれ小袖じゃないんです…

今回の展示で初めてその存在を知ったのですが、着物(長着)と長襦袢の間に着る「下着」なのですって!

こんっなに、子供たちが生き生きと楽しそうで、色合いも美しく、見ていて飽きないのに中間に着るものなんて、心底驚きました。

見えない部分のおしゃれ、にしてはおしゃれ&贅沢にも程があります。

楓桜枝束模様帷子

黒麻地に縫絞、刺繍、摺匹田〚江戸時代中期〛

黒の麻で、こんな良い状態で、しかもこんな贅を尽くしているなんて…としばし見とれた逸品。

流水萩模様小袖

こちらは、拡大するとすごいです。

私はフキ(裾の、綿が入ってふっくらしている部分)にまでたっぷりと刺繍がはいっている着物を初めて見ました👀!

絞りの流水。

この着物だけでなく、全てが「その人のための」「天井知らずの贅沢」という感じでした。

携わった職人さんたちは、さぞかし腕を振るったことでしょう。

ああでもない、こうでもないと希望を伝え注文をしたお姫様やお嬢様方は、きっとワクワクしながら、仕立てあがってくるのを楽しみにしていたことでしょう。

今は、例えば「秋冬のチェックのスカート欲しいなー」などと思ったらその日のうちにパッと買えてしまいますし、何ならデパートやモールなどを回らずとも、ネットで楽に手に入りますが、もう根本的に何もかもが違うのだなと思いました。

薬玉御簾秋草模様振袖

こういった着物は、先日訪れた大奥展でも見た記憶が。

この、若草色というか鶸萌黄というか、若い女性によく似合う緑に、オレンジの組み合わせはテッパンなのでしょう。

キャプションには「武家の女性(の着物)」と書かれていましたが、これを日常使いできるとなると、もちろんお姫様クラスでしょう。

こちらの真ん中の梅の柄は…

梅樹下草模様小袖

鳥取藩池田家所有だったと伝わる、重要文化財。

酒井抱一が手掛けた着物で現存している、唯一のものだそうです。

江戸琳派・酒井抱一(姫路藩主の孫)の筆

他の展示も素晴らしく、時間はいくらあっても足りません。

小袖屏風の数々

衣桁にふわりとかかった、数々の着物…「これは誰の袖なの?」(=こんな素敵な着物の持ち主はきっと美人に違いない)という、想像や妄想を掻き立てる「誰が袖図」。

絵や屏風は今まで見たことがありましたが、今回の様な「着物の部分が本物の小袖」という作品は初めてでした。

そもそも野村正治郎さんが、既に小袖の形を保てない・仕立て直し不可能な裂をこのような形にして美術品に生まれ変わらせたのが小袖屏風なのです。

なので当然、刺繍や染めや絞り、時を経た布の濃淡もあり、立体感がありました。

すごいアイディアだなと思います。

「野村正治郎の後継者―賤男の活動」

正治郎の娘婿・賤男も、小袖裂貼屏風風を制作しました。

誰が袖屏風ではなく、本当に裂を貼っただけのもの(と書くと語弊がありますが…)。

1つ1つがとても素敵で、ほんの少しの裂でも愛おしむ気持ちが伝わる気がしました。

ちなみに、 新発見資料だそうです!

今回気になったこと

大奥展でも、今回の着物の数々でも思ったのですが、そう言えばタンポポやニワトリのヒナのような明るい黄色や、(現代)女子が大好きなピンクが地の着物って、1着もなかった気がする。

当時の染色の問題か、はたまた好みの問題なのでしょうか?

今回思ったこと

私は野村正治郎さんを今回の展示で初めて知りました。

野村正治郎さんは、京都の美術商だった…とのことですが、若い頃アメリカへ留学しているくらいですから、実家が大層裕福だったのは間違いない。

そうなると『守貞漫稿』を書いた喜多川盛貞にしろ、『らんまん』モデルの牧野富太郎にしろ、伊能忠敬にしろ、興味を突き詰めることが出来る潤沢な資金、自分の研究をし続けられるひたむきな情熱と、豪商って偉大な人物を出す環境なのでは?という考えがますます強まります。

そもそも、財力面でも、審美眼面でも、教養面でも、これらレベルの着物を発注出来る人が今の日本にいるかというと相当怪しく、さらにそれにこたえる事の出来る職人さんももはやいない(失われた技がたくさんある)ことを思うと、誤解を恐れずに言うと「格差をなくして均一に」っていうのが果たして100%善い事なんだろうか、とも思ってしまうのでした。

企画展のお土産

色々ありました!

クッキーめっちゃ可愛い💕とテンションが上がりましたが、食べてしまうのがもったいないなと思い…

ポストカードで悩み過ぎたら時間がなくなったので

今回は図録と、「REKIHAKU 特集・ファッション×博物館」という歴博オリジナル本のみにしました!

図録は2000円だったかな❓

今回の展示のみならず、小袖の構造や仕立て、仕立て替えについても詳しく言及されています!

特に、ちょうど1週間前に訪れた共立女子博物館で『近代女性の装い 着物の種類とその使い分け』を受講したばかりだったので

momodandelion.hateblo.jp

インプット(上記の講座)➡アウトプット(ブログ)➡インプット(今回の展示・図録)

と、学びが繋がった気がしてワクワクしました✨

時間が足りなかった

歴史民俗博物館は、とにかく広い!

そして、全てが気になる!!

それなのに、滞在時間は1時間30分しかないという無謀さ。

理由は、まず第一に、

「せっかく千葉に行くのだから、佐原で鰻を食べよう」

「👦🏻(息子)、無事英検受かったしね!(👈完全なこじつけ・笑)」

と最初の目的地を佐原の名店・うなぎ割烹 山田に設定したからです。

ここは名店なのでそれなりに並び、そして鰻は出てくるまで時間がかかる食べ物なのでした。

更に、第二の理由として、佐原に来てその街並みをスルー出来る我らではない。

(つまり散策した)

極めつけは、何度訪れても佐原↔佐倉の位置関係を忘れるという我々家族のアホさ加減でしょう…

「佐原」➡「佐倉」そこそこ離れているのだった

次こそは、たっぷり時間を取ってまわりたいものです。

(確か前回もそう思った気がする)

ブログ村に登録しました‼
クリックして頂けると励みになります🙏

にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

秩父銘仙販売会⇒銘仙館で自習

秩父銘仙販売会

秩父銘仙後継者育成講座の同期4人で伺いました。
(わたなべでうどんを食べた後)
西武秩父駅から大体徒歩15分ちょいくらいの所にある、秩父地場産センターの2F。
A・B・Cの銘仙の産地当てクイズが難しかったです。

Aはすぐ、八王子銘仙と分かるのですが、Bの「伊勢崎か足利」の絞り込みが出来なかった…
そして、Cはメタ的に絶対に秩父銘仙だと思ったのですが、なんと別の産地でした…
(伊勢崎だったかな?)
3体銘仙コーデが展示されている中、まさかの秩父銘仙なしでした😂‼
 
銘仙館の校長先生の出店。

浅見織物工場
復刻銘仙。

それぞれが春夏秋冬にちなんだ柄で、素敵でした♡

自習@銘仙館

この後、銘仙館へ。

たまにはこちらの出入口からの写真!
またぼっち自習です。
40分くらいの滞在で、
  • 切れた糸を結ぶ作業
  • 糸を巻く作業
  • ガッチガチに絡まった糸をほぐす作業
に時間を取られ、ほとんど織れませんでした…

この日も、例に漏れず切れた

お分かり頂けるだろうか…この、強固にガチガチに固まったグレーの糸束…

ガッツリと、糸が凝り固まっております…!

解きほぐすのに何分かかったんだろ…

 

でもいいの、5㎝でも10㎝でも進めば御の字さ…

糸の色で迷う

今回のお試し糸は、

  • 経糸でも使っているベージュがかった薄ピンク
  • 赤×白みたいな2色交じり
  • クリスマスツリーのような深緑
の3色にしてみました。
 
反物の上に載せてみます。

うーん…どうなんでしょ…?

巻いた糸で織ってみる

実際織ってみました。

経糸でも使っているので、薄ピンクはそこそこ良さそうな感じでしたが、正直何か微妙でした。
遂に色変っ!と上がったテンションはどこへやら、今ちょっと行き詰っています。
私は半幅帯にしたいので、そうすると今織っているこの「練習の綿」反物では、通常3本、かなり余裕を見て2本は取れる計算となります。
お世辞にも綺麗な仕上がりとは言えないものの、締める気満々のため、やっぱり「使いやすいカラー」が良いのです。
本当は、ガラッと雰囲気を変えて黒でいきたいところですが、黒はよく切れる糸選手権no.1なので論外。
比較的新しい=切れにくいとされている糸はことごとく経糸と合わず、どんどん選択肢が狭まっております…💦

着物コーデ

この日は、早速ぐるぐるで買った黒×赤の銘仙を着ました。

実に5か月ぶりの着物!
思いっきり、羽織紐を忘れております😂

ブログ村に登録しました‼
クリックして頂けると励みになります🙏

にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

〚秩父ランチ〛田舎うどん わたなべ

秩父地元っ子の同期おすすめのうどん屋さん「わたなべ」さんへ行ってきました。

所在地: 〒368-0033 埼玉県秩父市野坂町1丁目1−15
電話番号: 090-9381-3006

『電車でめグルメぐる埼玉うっどーん!スタンプラリー』

参加店という事もあり、今は平日でも行列が出来ているそうです。

※平日に織り自主練で訪れた同期による情報


立地・お値段・味を考えると、最強コスパといって差し支えないでしょう❕
無謀にも土曜日の12時、4人で来店。

(多分ラッキーなことに)1組待ちで入店することが出来ました。

我々は4人だったので

👨‍🍳「時間がかかります」

と事前に声を掛けて頂きました。
マスターがおひとりで回しているお店なので、とても忙しそうでした。
店内。

カウンターと、4人席テーブルがあります。

「田舎うどん」の野菜を選びました

これで500円!

税込みです。びっくりです。

うどんは、そのまま素うどんでも美味しい。
柚の風味がたまりません。
おつゆは濃いめです。

おつゆだけ飲むのは違うんだなという感じです。

あくまで、うどんをくぐらせて頂くのがベストという形に作られている。

カウンターの椅子に可愛い布が…

13時にお店を出たのですが、既に「うどんがなくなりました」ということで終了していました。

は、早い…
12時前に到着すると、安心かもしれません。

 

この建物の2階にある「宗純」という定食屋さんも、とても美味しいのです。

また別記事で紹介したいと思います。

ブログ村に登録しました‼
クリックして頂けると励みになります🙏

にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村

『森を織る。』ドキュメンタリー映画のトークセッションレポート&感想文(長文)

※ネタバレを含みます!

先日、秩父宮記念市民会館大ホールフォレスタで上演されたドキュメンタリー映画「森を織る」を鑑賞しました。

www.youtube.com

場所は、市役所のお隣。

というか市役所と同じ敷地

コンサートホールのようなところでした。

ふかふかの椅子!すごくいいホールでした!

ドキュメンタリー映画「森を織る」トークセッションレポート

養蚕農家さんをはじめ、制作に携わった方々の「ものづくり」に対する熱い思いと、日本の絹産業の「今」に触れる、非常に濃密な時間でした。

本当は映画鑑賞が先⇒その後トークセッションでしたが、都合上こちらを先に書きます。

登壇者のご紹介

この日登壇されたのは、絹づくりに多様な形で関わる以下の5名の皆さまです。

  • 久米悠平さん(影森養蚕所の5代目養蚕農家)
  • 久米茉莉さん(悠平さんの奥様で研究者)←司会・進行
  • 小森優美さん(プロデューサー)
  • エバンズ亜莉沙さん(監督・出演)
  • 高嶋綾也さん(映像監督)

きっかけは「2000年のバトン」という感動

この映画制作のきっかけは、プロデューサーの小森さんと、養蚕農家の久米さんとの出会いでした。

小森さんは約10年間シルクと関わり、3年ほど絹の産地を旅する中で久米さんと出会います。

旅で目の当たりにしたのは、素敵な職人さんたちの姿、その土地に根付く祈りの文化、そして土地との密接な関係性でした。

小森さんは、「(絹は)2000年のバトン」という言葉に深く感動し、「これを伝えるのは映像しかない!」と決意。

10年来の友人であるエバンズ亜莉沙さんに声をかけたそうです。

当初は数分のイメージ映像の予定だったものが、久米さんとの出会いを経て「10分じゃ無理だね」と、数十分のドキュメンタリー映画へと発展していったといいます。

登壇者が語る「絹」と「映画」

セッションでは、皆さんがそれぞれの視点で映画の感想や制作秘話を語ってくださいました。

久米悠平さん(養蚕農家): 「映像がとても綺麗でした。そして、繭から先の人たち(製糸工場、織物工場、染物など)が、僕たち養蚕農家のことを考えてくれているのが分かって嬉しかった」 作り手として、次の工程を担う人々との「繋がり」を改めて感じられたようです。

小森優美さん(プロデューサー): 「ファッション業界は、1つ1つの作業が見えづらく、すごく分断がある。例えば、製糸工場の人も織物関係の人も、その次(の工程)が追えない」

 小森さん自身、10年シルクを扱い、エシカルやサステナブルに関わってきたにも関わらず、全工程が世界をまたにかけているせいで、なかなか全体像を追えなかったと語ります。

 「でも今回は、全員で1つのものづくりをしている…そこには人はもちろん、蚕、きれいな水、土地の力、祈祷してくれる人、蚕を供養してくれる人…様々な存在がかかわって絹が出来上がることに、すごく感動しました。それがシンプルな(制作の)きっかけです」

高嶋綾也さん(映像監督): (映像に収める工夫について問われ)「作業をしている職人さん自身が美しく、苦労はしませんでした」

エバンズ亜莉沙さん(監督・出演): 「養蚕農家、製糸工場、織物工場など、絹にかかわるところがどんどん衰退している中、作業が大変だからこそ、そこにポジティブな使命感があるのではないかと思いました」 「今じゃないと残していけない」という危機感と同時に、各地を巡る中で、職人さんのお子さんなど若い世代にも、そのバトンが繋がり始めていることを実感したと語ってくださいました。

「森を織る」—タイトルに込められた意味

森は、命を育み、水をきれいにする唯一のシステム=「生態系」の象徴です。

「この(絹の)産業も、まるで森みたい」 という思いから、「産業の生態系」というイメージを「森」に重ね、「森を織る」というタイトルが生まれたそうです。

トークセッションの中で、小森さんが印象的なエピソードを共有してくれました。

映画を見たある人から、こんな感想を言われたことがあるそうです。

 「素敵な記録映画ですね」

「織物がなくなっても、この映像があれば良いですね(=記録として残って良かったですねってこと?個人的にはちょっと失礼な発言だなと💦)」

その時、小森さんは強くこう思ったと言います。

「いや、なくなるわけないやろ!!笑」

このエピソードは、この映画が単なる「過去の記録」ではなく、衰退が懸念される産業を「未来」へ繋いでいこうとする、作り手たちの強い意志の表れだと感じました。

まとめ

トークセッション全体を通して、登壇者の皆さんの「絹」に対する思いと、それを作り出す人々や土地、そして蚕という命に対する深い敬意がひしひしと伝わってきました。

AI化が急速に進む現代だからこそ、むしろその価値を増して「残っていく」のではないか。

でも、その「残っていく」ためには、知り、「残していく」という意志が必要なんだと感じました。

映画「森を織る」を鑑賞して(感想文)

ドキュメンタリー映画が「記録」なら、この映画は単なるドキュメンタリー映画をはるかに超えていると思いました。

まず、映像がとてもきれい。多分これは、全ての映画を見た人の感想で挙げるはず。

そしてやっぱり蚕は可愛い。

思いがけずスズメバチと遭遇した時、背筋に戦慄が走り、本能的な恐怖が背中から来た経験があるのですが、蚕は可愛く、いつまでも眺めていられる気がします。

これも、DNAに組み込まれている本能なのかもしれません。

映画で一番に感じるのは、「生命」

蚕の命と引き換えに、美しく特別な絹が出来上がる。

と書くとスタート地点が蚕のようにも思えますが、蚕も生き物なので桑の葉を食べますし、桑は木なので当然、大地と水がなければ生きられません。

絹産業は、水のきれいなところが産地とされています。

綺麗な水のためには、森がなくてはならない。

結局は、この映画は蚕がスタートの絹のドキュメンタリーなのではなく「生命」を巡る中の点と点をつないだ話だったのです。

巡り巡る、というのはお蚕様の供養の場面からも感じられます。

供養というのは何のために行うかというと、対象の生き物(や大切なもの)のためではなく、生きている側の人間のために行われます。(と私は思っています)

私は数年前に富岡製糸場や横浜のシルク博物館を訪れて展示や祠を見てからずっと、蚕の命と引き換えだという気持ちを忘れたことがありません。

(だからこそ、銘仙を織るため絹糸に移行した時を思って、少しでも失敗したら蚕に申し訳ないと戦々恐々としている…)

敢えて誤解を恐れず書きますと、蚕の意志に関係なく命を奪っているということになり、その意識がずっと昔から誰の心にもあるからこその供養なのだと思います。

もちろん、後ろめたい気持ちだけではなく、感謝も。

特に必見は、最後。

出演された職人さんたちの溢れる笑顔が画面からこぼれます。

そして、エンドロール。

森や粘菌、蚕神、天照大神までも記されており、最後は「地球のあらゆる自然と八百万の神」がクレジットされていました。

映画を作られた方々の、お蚕様含む自然への畏敬の念を、そこに見た気がしました。

映画自体は、お蚕様から始まって、1つの服が出来るまでが丁寧に描かれた上質なドキュメンタリー映画です。

それは確かで、養蚕⇒製糸⇒織物⇒染色のみならず、森や里山の取材も含まれていたことからも制作側の真摯な思いがよく伝わりました。

だからこそ終盤、「なぜ洋服なのだろう❓」という疑問が、どうしても出てきてしまいました。

そもそもプロデューサーの小森優美さんご本人がファッションデザイナーであり、“MORI WO ORU(森を織る)”は洋服のブランドでもあるのだから当然と言えば当然。

それは重々承知の上で誤解を恐れず書くと、洋服は生地の余りが必ず出る服なのです。

「きもの解体新書」中谷比佐子 著によると、「ドレスの場合平均20%の布を切り落とすと言われている」とのことです。※後述

私の母は洋裁をする人でしたが、ハギレが大量に出るのがもったいないーと言いながらもガンガンに捨てていました。

書店や図書館へ行くとハギレ活用BOOKとかはぎれで〇〇作りという本が何冊も置いてあります。

つまり裁断により使わない布=ハギレが出るのは必然なのです。

映画の最後では、長い旅を経てようやく美しい最上級の布地となった絹が、最終的にキャミソールとなりました。

確実に出た(る)であろうハギレがどのように扱われるのか。

その行方が気にかかりました。

映画でもトークセッションでも、後日確認したHPでも、その点について見つけることが出来ず、絹を大切に思う心、自然への崇敬の念はひしひしと伝わっただけに、ぜひ知りたい、と思わずにはいられませんでした。

ここで、前述の「きもの解体新書」P.32~の「蚕はただ黙って命を人間に投げ出す」の所を要約します。

きっと、この本に書いてある考えと根本は一緒だと思うのです。

日本の着物が1000年以上も形を変えない理由は、命を捧げて絹を提供する蚕に対する、日本人の「感謝とお礼」の気持ちが込められているから。その感謝の心は、布を1ミリも無駄にしない「着物の仕立て方」に表れています。着物は8枚のパーツを縫い合わせるだけで作られ、洋裁(ドレスの場合平均20%の布を廃棄)とは異なり、布を一切切り落としません。曲線も布を折りたたんで作ります。また、下着から上着まで全て同じ形で仕立てられるため、重ね着に適し、ほどけば元の布に戻して洗い張り(再生)することも可能です。

筆者は、蚕が差し出した命(絹)を余すことなく使い切ることが、その命を大切にすることだと理解していた日本の先人たちに、深い敬意を表しています。

この本は、少々スピリチュアル要素も含みますが、こんなに絹や着物を語れる人が他におられるだろうか?と思うほど内容が深く、私はもう何度も読み返しています。

きもの解体新書 日本文化から学ぶ、多くのこと

ちなみに、私は着物が好きですが、だからといって着物第一主義でも、着物(和服)の方が洋服より優れていると思っている者でもありません。

普段着も通勤着も洋服ですし、春に奮発して買った本麻の浴衣すら、今年の夏は着る事が出来ませんでした。

(暑すぎた)

絹産業の衰退は着物業界の衰退とも重なると思っていますが、それは昨今の気候や、着物が「生活」から「行事」に追いやられてしまったことも大きいと思います。

しかもその「行事」でさえ、衝撃的な事に最近は

「入学式に母親が着物を着ている!目立ちたがり屋!!」

というニュー見解が(ネットで)見受けられます…

となると、販路としては海外、産業としてよりは文化としての再生となるのかなと思いました。

トークセッションでも言及されていた「現代のシルクロード」が花開くのは、どんな形になるのでしょうか。

ブログ村に登録しました‼
クリックして頂けると励みになります🙏

にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村