ORICOLOG

銘仙が好き過ぎて、秩父銘仙後継者育成講座生になりました!

〚講座振り返り〛7月某日:織機デビュー!

(時系列でなくてごめんなさい🙇)

7月某日の銘仙

≪午前≫

この日は、いつもの織場ではなく捺染室でスタート。
捺染の先生から、型彫りについて教わりました。

今後必要なもの📝

①透明のマット
②型彫用のデザインカッター:30度が良いとのこと
③図面ケース
 

①マットはこういうの

②型彫用のデザインカッターはこういうの
捺染講座を受けたクラスメイトによると、図面ケースは100均で300円で売っているらしい。
でも、ふたが外れやすく、電車で中身をぶちまけたという恐怖体験も併せて教えてくれました…
100均のはやめとこ。
 
自宅で練習する”型彫り”の型を選びました。

たっくさんあって迷う

デコ薔薇・菊・桜・麻の葉にしました

図柄について

図柄は、自分でデザインしても良いし、銘仙館所有の柄を使っても良い。
これは非常に悩みどころです!
 
というのも、
 
自分デザイン ⇒ 何といっても、世界でただ1つのオリジナル
         しかし、いかんせんド素人…
 
銘仙館所有柄 ⇒ 可愛い柄がたくさん!
         自分の完全オリジナルではないが、配色でオリジナル性が出せる
 
と、ここで校長先生が
「うちにある柄も使って良いよ👌」
とおっしゃって下さる。

大量の反物やはぎれを持って来てくださった!!
唐花模様や、大きな柏の葉の柄が特に可愛い❤

唐花模様は商品として販売していた時も、また過去の講座生の方からも人気だったそうです。
そういえば先輩方の卒業作品展でも、展示されていました。
 
🥰この唐花の花を苺にして、花と苺の実に変えても可愛いな…
とか
🥰銘仙展で見たフルーツ柄が忘れられないっ!
とか
🥰思いっきりオリジナルで、狐の嫁入りを図案化しても可愛いな~
などなど、夢が広がります。
(夢なんだから、いくらでも語って良いだろう)
 
そもそも、銘仙展で「可愛いっ♡」から入った者なので、図柄を1つに決めるのはとても難しい…
先生は、とにかく色々なデザインを見る事が大事、とおっしゃっていました。
これは別に銘仙…着物に限った話ではなく、博物館や美術館へ行ったり、気になる何かしらのパッケージを記憶にとどめておいたりという、世の中に溢れる”デザイン・図柄”にアンテナを張る事が大事、という意味かと思います。
私は博物館に行くのが好きだし、気に入った展示では図録を買うし、着物や銘仙の本も何冊か所有しています。
あれもこれも素敵っ❣というのが多すぎるのも、考え物だなと思っているところです…

≪午後≫

さて、午後は機織部屋へ。

いよいよ、織機の向こう側へ…
綜絖通し(そうこうとおし)が始まりました。
イメージとしては、ぶら下がって固定されている長~い針に、ひらすら糸通しをしていく感じです。

その数、400本。
この作業、どう頑張っても…というか、頑張れば頑張るほど姿勢がものすごく悪くなる。
そして、順番にやっていくだけなのに、なぜか自分が次どこをやればいいのか分からなくなるのが不思議でもあります。
気が遠くなる「400本」ですが、木綿はまだ序の口。
絹糸になると一気に1300本となります。
頑張るしかありません。

午後いっぱいかけて終わった本数…
この作業開始時、初めて織機に座りました。
椅子部分に当たる板に腰かけた瞬間、既に終えられた7期の先輩から、本当の意味でバトンを渡された気がしました。
”ついにここに座ったんだ”
という、感動があった日でもありました。
 

🍉スイカ🍉

校長先生が、美味しいスイカをご馳走してくださいました❣

皆大喜びだったスイカ
 

秩父銘仙後継者育成講座:気持ちを綴る日々

着物が好き、中でも特に銘仙が好き💓

その”好きっ♡”という勢いで、秩父銘仙後継者育成講座生となって、あっという間に約3か月が経ちました。

 

初めての事ばかりで、毎回必死!

10時~16時と、なかなか長時間の講座なのに、ビックリするほど時間経つのが早いです。

(現に、もう初回から3か月過ぎている…笑)

 

記録として残しておかないと忘れてしまう💦ということで、はてなブログで書き記していくことにしました。

織子だと言えるようになる日が楽しみです✨

 

さて…

銘仙って何か❓というと、和服の長着→この形👘の一種です。

カテゴリとしては「普段着」扱いとされております。

この「普段着」というのが、なかなか難しい。

例えば…

 

リアルタイム朝ドラ「あんぱん」の主人公のぶ(今田美桜ちゃん)と妹たち

出典:NHK「あんぱん」

3姉妹全員、銘仙を着ています。

上記の写真は、確かに日常の一コマ。

主人公はオレンジ系、次女は青系、三女はグリーン系をはじめ様々…と大体決まっている(た)のですが、何着も持っています。

主人公の実家は石材店。

石材店にピンとこなかったのですが、3代続く老舗とのことですし、3姉妹がそれぞれ何着も銘仙を所有していることから、相当裕福であることが伺えます。

銘仙は、ごく普通の一般家庭の女の子が何着も持っていて毎日とっかえひっかえ着る事が出来る着物ではないのです。

 

2つ前の朝ドラ「虎に翼」

主人公のとらちゃんが着ていたのは、左から2番目の袴姿です。

袴に合わせているのが、銘仙の長着です。

去年、今はなきNHKプラスクロスSHIBUYAの「虎に翼」展へ行った時の写真

「虎に翼」の主人公、とらちゃんは、確実に裕福なおうちのお嬢さんでした。

作中では虎カラーを彷彿とさせる、みかん色や濃い黄色や山吹色などの、はつらつカラーの銘仙+袴コーデをたっぷり見せてくれました。

ちなみに、写真最左端の着物コーデは、華族のお嬢様・涼子さま。

もともと銘仙は、学習院女子の生徒から流行が広まっていったことから、涼子さまもきっとお召しになったに違いないのだが、作中では(恐らく)錦紗縮緬の繊細で美しい長着をお召しでありました。

 

さて、銘仙5大産地のうちの1つ、秩父銘仙は、

  • 裕福な家庭のお嬢様や奥様の普段着
  • 一般家庭のお出かけ着

という位置づけだったようです。

以前どこかで

銘仙は、今でいうファストファッション

という文言を見かけたのですが、なかなか誤解を生む表現だなと思ったのが正直なところです。

確かに、フォーマルな着物ではないし、自宅で洗い張りも出来る着物です。

流行を意識し、バンバン大量生産された着物でもあります。

しかし、現代のファストファッションは、人によってはワンシーズンで着捨てる人も多いですよね。

さすがに、数回着て捨てちゃう!ということはないかもしれません。

でも、着物から羽織に仕立て直し、座布団や布団に、パッチワークの様に縫い合わせて…とどんな小さな布となっても最後まで形を変えて使うという風潮は、今のファストファッションには全く当てはまらない。

となると、「ファストファッション」とは完全に違うものなのです。

はぎれとなっても、何かに使いたいような、はぎれとなってもなお、心をときめかせてくれるような、それが銘仙です。

 

実は私、銘仙を知ったのは、ほんの数年前なのです。

飽きっぽい私がずっと熱量をもって語る事が出来る、この気持ちがなんなのか。

それも、秩父銘仙後継者講座で求めていきたいと思っています。

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